
歯周病という言葉は新聞や雑誌、インターネット上などで取り上げられていますし、歯磨き剤や歯ブラシのCMにもよく登場します。あなたも歯周病にかかる恐れがあるかもしれないと考えたことがありますか。
歯周病は成人に多く見られます。けれども、歯周病には多くの種類があり、子供から高齢者まで、あらゆる年齢層の人々がこの病気に侵されています。
歯周病は歯を支える歯肉と骨の感染症です。初期の段階ではほとんど痛みを伴わないため、歯周病にかかっていることに気がつかない場合が多くあります。けれども、歯周病は進行性の疾患なので、治療せずに放置するとさらに状態は悪化します。
歯周病は心臓血管疾患や脳卒中、細菌性肺炎その他の全身疾患と関係していることが最近の研究から明らかにされています。また、歯周病にかかっている妊婦は、早産や低体重児出産のリスクが高いことも分かっています。
さらに、研究者たちは歯周病に関連する細菌が全身の健康に対して及ぼす悪影響に注目しています。
また、糖尿病および喫煙も歯周病の発症リスクを高めることが知られています。